2016年6月17日金曜日

紅茶づくり はじめました

狭山地方ではいよいよ2番茶が始まりました。

杉本園では今日から紅茶づくりがスタートです。

緑茶、烏龍茶、紅茶は同じお茶の葉っぱから作ることができるんですよ!

しかしそれはあくまで入り口のお話。笑

その先の品質を求めるならば、それぞれの茶種に適した品種、製造機械、はたまた気候風土は必須条件です。

そんな前置きはさておいて、

日本の紅茶はその飲みやすさから近年生産量が増加しています。

というのも、日本の紅茶は本場の紅茶に比べて苦味や渋みが少ないため、ミルクや砂糖もいらない優しい味わいが特徴です。

また「お紅茶」という堅苦しいイメージから一転、ティーポットやティーカップを用意せずとも、いつもの急須で緑茶を淹れる感覚で気軽に飲むこともできます。

そういった「飲みやすさ」が日本人にウケているそうです。

本場(インドやスリランカ)の紅茶に比べると、輸送コストなどが少ないためにお値段がお手頃なのも嬉しいですね。


今日の作業

摘み取る前の畑です。
すくすく成長した芽を摘み取ります。


なるべく均一な大きさの葉っぱを摘み取るのがポイントです。

そうすると製造中の仕上がりにムラがなく、調和のとれた良い製品に仕上がりやすくなります。

言うのは簡単ですが、グングンと不揃いに伸びた芽を均一に機械で摘み取るのは超難しいです…

 

摘み取った葉っぱは風通しの良い場所に薄く広げ、10時間以上静置して水分をとばします。

お茶は水分がとぶに従い、徐々に良い香りが生成されます。




この作業を萎凋(いちょう)と言って紅茶づくりの大事なポイントのひとつです。

お茶が持つポテンシャルを十分に引き出しつつ、後の発酵作業をスムーズに行えるようにします。


今日はここまでの作業でした。

出来上がったらブログにアップしたいと思います。

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