2015年9月26日土曜日

クワシロカイガラムシ戦争

農薬を散布したクワシロの様子を観察しました。

農薬散布日  9/15 (孵化日は9/12前後)
農薬 コルト顆粒剤 2000倍希釈
散布方法 カイガラキラー  1000l/10a
飼育期間中平均温度  約25℃(室内飼育)
飼育方法  切り枝水差し
飼育期間 9/15〜9/25

クワシロカイガラムシは孵化日からおよそ2週間で雄は繭を形成し始めます。
農薬が効いたか否かは、繭の発生程度で判断できます。

効果を見るのはすこし早いのですが、室内に虫がいると家族から嫌がられそうなので飼育をやめようと思います。

今回は初めて使うコルト顆粒剤の効果を見るために飼育していました...


一齢幼虫は褐色化し死亡しています。一齢幼虫は最も農薬の活性が高いのでこいつらは余裕ですね。




問題は成長が進んだニ齢幼虫。どうやら活性があるみたいです。
ニ齢幼虫が死亡時に示す現象、虫体の透明化からの褐色化が見られました。
また、わずかに繭を出したままそれ以上成長していない半死がかなりいました。


農薬がかかっていない個体、もしくは活性が無かったニ齢幼虫はすでに繭を形成しています。
確認したところ繭を形成した個体は5個体くらいでおさまっています。
コルト顆粒剤には、害虫の吸汁行動を阻む効果があるみたいですが、散布後に孵化した幼虫にもこの活性が十分にあるのかは不明です。

切り取ってきた枝には数百頭のクワシロがついていましたが、今日の時点で雄繭はわずか5くらいだったので期待できそうです。

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